信仰心は足りていますか?
ダイス神への信仰心です。
ダイス神はいつもあなたを見ています。
信仰心が足りていれば、いい出目が出ます。
足りていないとファンブルします。
時々、足りていてもファンブルすることがあります。
そういうものです。
と、そういうわけで私はダイス神への供物を作製することにした。
前回記事では、ダイス神への信仰と供物を作る材料についてを書き綴っているので、今回は実際の製作工程を記して行こうとそう言う次第。
※前編はこちら↓
●供物を造ろう!
改めて、用意したのは以下の4点。
1:ダイス用モールド
2:レジン液
3:ラメ(塗料でも可)
4:UV照射機

まずは、ダイス用モールド……と言っても分からない人もいるかと思うので、簡単に説明しておくと、モールドとはレジンを“何かの形”に成型するために使用するゴムで出来た枠のことである……に、レジンを流し込む。
今回は6面ダイスと、20面ダイスの2つを作製してみることにする。
この際、枠から少しだけはみ出すぐらいのレジン液を注ぐのがポイントだ。
何故かと言うと、このレジン液というものは紫外線に当てると硬化するわけなのだが、その際に若干、縮んでしまうのである。
そのため、量が少ないと“若干凹んだ”ダイスが完成してしまう。
凹んだ部分に、ちょっとレジン液を足してやれば補修も可能なわけだが、まぁまぁ面倒くさいので、私は最初から“少し多いぐらいの量”のレジン液を注いでおくことをおススメしているわけである。

●個性を出そう!
レジン液というものは、基本的には無色透明である。
若干、色が付いたレジン液もあるにはあるが、今回の供物制作において私が購入したレジン液は透明色のものである。
このまま、硬化させてしまうと無色透明のダイスが完成する。
さて、しかしそれはあまりにもシンプル過ぎやしないだろうか?
というわけで、用意したのがラメである。
レジン液に色付けする用の専用塗料も存在するが、今回はラメでカラーを付けることにする。
やり方は簡単。
モールドに流し込んだレジン液の上に、ラメをお好みで振りかけるだけだ。
もちろん、そのまま硬化させると一面だけキラキラしたダイスが完成してしまうので、つまようじなどでラメが全体に行き渡るよう、軽く混ぜてやる必要がある。

この際に注意して欲しいのは、出来るだけ静かに混ぜるということだ。
あまり雑な混ぜ方をすると、レジン液の中に空気が混ざってしまい、気泡が出来てしまうのだ。
ちょっと気泡が入ってしまっても、まぁ、実際にはあまり困りはしないかもしれない。
知れないが、やはり気にかかるし、このダイスはダイス神様への供物であるため、可能な限り良い出来に仕上げたい。
なので、気泡が出来ないように、静かに、丁寧に、慎重に、そしてゆっくりラメを全体に拡散していくことが重要なのである。
●固めよう!
ラメを混ぜ込んだら、いよいよ硬質化に移る。
モールドに蓋をして、UV照射機にIN!
紫外線が当たった箇所は、あっという間に硬くなるのだが、ダイスの中央付近や底の方は少し硬質化しにくかったりもする。
そこで今回は、ちょっと長めに合計10分ほど紫外線を浴びせておいた。
まぁ、このフェーズは正直、スイッチを入れたり切ったりしながら待っているだけなので、特筆すべきことは何も無い。

●完成! ダイス神様への供物!
レジン液が十分に硬くなったら、いよいよ完成は目の前だ。
モールドが破損しないよう、慎重にダイスを取り出して……完成である。

今回は、シンプルにラメだけで着色したダイスを作製した。
場合によっては、ラメと塗料を組み合わせたり、ダイスの中に適当なグラスアイなどを閉じ込めて見たりするのも良いだろう。
そう、これはTRPG界の重鎮たるダイス神様への供物。
自分のPCをイメージしたオリジナルダイスなど作ってみても、楽しいのではないだろうか?