【春になったら梅酒を飲もう】“玉津留”は蜂蜜の味


私は梅酒が好きなのである。

実家でも毎年漬けていて、たしかホワイトリカーを使っていたと記憶している。

後々になって調べたが、どうやらアルコール度数が20%以下の酒を使うと酒税法に引っかかってしまうため、家庭で梅酒を漬ける際はホワイトリカーであることが多いらしい。

奴のアルコール度数は35%ぐらいだ。

当然、当時の私は未成年なので漬けた梅酒を飲むことは出来ない。毎年、梅の実の“へた”を取る作業だけをさせられて、完成品を飲むことは出来なかったのだ。

そんな風なちょっと悲しい思い出もある梅酒だが、味や香りは好き部類で20歳を超えてからは、バーとか家とか居酒屋とかで度々、楽しませてもらっている。

どうでもいいが、梅酒以外だとモスコミュールである。

4月5日(土)、御前中にちょっと仕事があって博多に出ていた。

帰宅の途中に博多駅でイベントをやっているのを見かけて立ち寄って、美味しい梅酒を見つけて飲んだよ……というのが、今回記事の概要である。

博多駅前の広場で開催されていたイベントの名は「梅酒まつり」という。

その名の通り、梅酒オンリーのイベントで、会場内では梅酒の試飲やボトルでの販売、ちょっとした軽食やグッズの販売などが行われていた。

「獺祭梅酒」なんて、まぁお値段の張りそうな梅酒もあって、こちらはどうやら抽選販売形式であった様子。列に並ぶのが面倒で試飲はしなかったのだが、きっとさぞや美味しかったのだろう。

この「梅酒まつり」で試飲して、購入を決めた1本が「はちみつ梅酒 玉津留」である。

試飲の時から思っていたのだが、この「はちみつ梅酒 玉津留」、とにかく甘い香りがするのだ。

そりゃ蜂蜜を加えた梅酒なのだから、甘い香りがするのも当然っちゃ当然なのかもしれない。ついでに飲んでみてもやはり甘い。

食レポがあまり得意ではないので、飲んでみた感想を率直に書くなら「蜂蜜の風味がする、梅酒」という感じである。

曰く、埼玉県寄居町にある「権田酒造株式会社」さんが造っている梅酒らしい。

原材料は完熟南高梅と蜂蜜であるらしい。

それを清酒の原酒に漬け込み、蔵内でじっくり熟成させて造っているらしい。

天気もよかったので、そのままイベント会場の片隅で購入した「はちみつ梅酒 玉津留」を開封することにした。

その場でちびちびと小一時間ほど梅酒を飲んでいた。

花見でも出来れば良かったのだが、生憎とあまり遠くへ移動する気分でも無かったのだ。

会場で半分ほど空けて、その日の夜には仕事をしながらちびちびと飲んだ。

おかげで、翌日の夜にはすっかり飲み干してしまったのだが、まぁ、美味しかったので良しとしよう。

悲しい話だが、美味しいものは食べたり飲んだりすると無くなってしまうのである。

「梅酒まつり」だが、日本梅酒研究会という社団法人が主催するイベントである。

梅酒の魅力を広く伝えるために、全国各地で「梅酒まつり」を開催しているそうだ。

4月は博多が会場であったが、調べたところ「茨城県水戸市」や「神奈川県小田原」

「京都府京都市」「東京都文京区」「長崎県長崎市」などでも行われているとのこと。

会場には100種類を超える梅酒が並ぶので、梅酒が好きならぜひ遊びに行ってみるといいと思う。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です