「ネクロニカ」をご存知だろうか。
正式な名称は「永い後日談のネクロニカ」。
2011年につぎはぎ本舗より発売された、テーブルトークRPG(TRPG)のタイトルである。
詳細な内容の説明をし始めると“永い後日談”と言うだけあって永久に記事が書き上がらないので割愛するが、ざっくりと説明すると「自分だけのドール(遺体をつぎはぎして造られたという設定のプレイヤーキャラクター)を創って、楽しく遊ぼう」という趣旨のゲームである。

なお、戦闘システムはちょっとメダロットに似ている。
私はTRPGも好きだが、メダロットも好きだ。クワガタ派である。
●ダイスに祈れ
「永い後日談のネクロニカ」に限った話ではないが、TRPGにおいてダイスというアイテムは非常に重要な位置を占める。
会話の結果、探索の結果、戦闘の結果……シナリオを進めるうえで発生するあらゆる判定にダイスが関わって来るからだ。
ダイスの出目がいいと判定は成功で、悪いと判定は失敗となる。
判定が失敗となると、まぁまぁ悲しいことになったりするのでTRPGのプレイヤーの多くはダイス神を信奉しているものと私は思っている。
ダイスを振る前には、より良い出目となるよう深く祈りを捧げるのが恒例である。
余談だが、ダイスを振らない時は、GM(ゲームマスター。シナリオの進行を管理する人)の判断によって成否が決まる。
さて、御多分に漏れず私もダイス神を信奉する敬虔なダイス教信者の1人である。
ダイスの出目に救われたことも多々あるし、信仰心の不足ゆえかダイスの出目に痛い目を見たことも多々ある。
ダイスの出目をもっといい感じに出来ないものか。
そんなことを考えて、考えて、考えて、考えて……そして私は思い至った。
「信仰心が足りないのなら、供物を捧げればいいじゃない!」と。
●ダイス神への供物
ダイス神への供物として、相応しいものは何だろう?
それはもちろん、ダイスである。
しかし、ダイスなど腐るほどもっているので、今さら幾つか買い足したところでそれがダイス神への供物になるとは思えない。
ならば、どうするべきか。
そう、簡単な話だ。
ダイスを自作すればいいのだ。
祈りを込めて、丁寧にダイスを自作すれば、それはきっとダイス神へのいい供物になるものと思われる。
ダイスなんて自作できるものなのか?
そう思う方もいるだろう。
出来る。
出来るのだ。
ダイスは自作できるし、なんちゃ言うて特別な知識や技術も必要ないのだ。
●供物を作ろう!
用意するのは、以下の4点。
1:ダイス用モールド
2:レジン液
3:ラメ(塗料でも可)
4:UV照射機

たったこれだけあればいいのだ。
なお、モールド以外はすべてダイソーで揃えられる。
というわけで、材料の準備までは完了した。
通販とダイソーで揃ったので、まぁ、大した労力は割いていないのが実際のところである。
だが、油断してはならない。
真に大変なのは、ここから先なのだから。
というわけで、ダイス神への供物制作の様子については後編に続く。
“【ダイスの神様を讃えよ】梅雨になるから供物を作ろう:前編” への1件のコメント
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